英国の「スピード(SPEEDO)」社は米航空宇宙局(NASA)との共同開発で競泳用水着「レーザー・レーサー(LZR Racer)」を発表。
そして、その水着を着用した選手が、今年に入ってから次々と世界新記録を樹立。
しかし、北京オリンピックに参加する日本競泳陣は「スピード(SPEEDO)」社の「レーザー・レーサー(LZR Racer)」を着用することが出来ません。
詳しくは< 英国の「スピード(SPEEDO)」社の「レーザー・レーサー(LZR Racer)」、なぜ日本人選手は着用出来ないのでしょうか? >
新しい水着の開発にもたついている日本の三大メーカー「ミズノ」「アシックス」「デサント」を尻目に、颯爽と登場したのが大阪の従業員73人の町工場「山本化学工業」。
「山本化学工業」は、「トライアスロ」の屋外用水着やウェットスーツ素材、医療用素材などの複合特殊ゴム製品を製造する企業である。
同社が開発した「バイオラバー」という特殊生地をもとに製作されたのが「バイオラバースイム=SCSファブリック」である。
「バイオラバースイム」は生地の繊維の上に水の分子を吸いつける特殊なラバーを重ねる加工を施したものです。
この新素材の水の摩擦抵抗値は「0.021」だそうです。
氷の表面を滑るのと同じだそうです。
ちなみに、人間の肌ですと「2」ほどの抵抗値となるそうです。
突然登場したかのように見える「山本化学工業」ですが、実は2007年10月に三大メーカー、ミズノ、アシックス、デサントに対して「バイオラバースイム」の生地の提供を申し込んだのですが、断られたというエピソードがあります。
なぜなら、2007年までは、三大メーカーの水着が「スピード」社の水着に対抗出来ていたからです。
しかし、今年に入って状況が一変。
そこに再び登場したのが「山本化学工業」だったのです。
「山本化学工業」は3大メーカーに「バイオラバースイム」の生地を提供したそうです。
3大メーカーが生地を使用するか、どうかは自由ですが、注目すべき水着開発競争ですね。
「山本化学工業」の山本富造社長は、「(我々の素材が)絶対的に英国製より優れていると確信している。ぜひオリンピックの選手にこの素材の水着を着てもらいたい」と話しています。
日本水泳連盟、三大メーカー、山本化学工業、そして本当に開催されるのだろうか?北京オリンピック、と多少話しは混迷しますが、
何はともかく。
従業員73人のナニワの町工場「山本化学工業」の「バイオラバースイム」が、米航空宇宙局(NASA)と共同開発した「スピード(SPEED)」社の「レーザー・レーサー(LZR Racer)」に真っ向勝負を挑む!!
「スピード(SPEEDO)」社の「レーザー・レーサー(LZR Racer)」をアメリカは、お得意の「独禁法」違反で提訴しているようですが、「バイオラバースイム」が世界水泳連盟に正式に認可されれば「独禁法」の適用は難しくなるでしょう。
オリンピックは選手同士の争いの場でもあると同時に、スポーツメーカー同士の争いの場でもあるわけです。
追記:5月31日3大メーカーは新作水着を公開しました。
「デサント」「アシックス」は「山本化学工業」の「バイオラバースイム」の1部のみを活用。
「ミズノ」は採用しませんでした。
残念ながら「バイオラバースイム」を全面的に採用したメーカーはありませんでした。
さすが、皆様「プライド」高いです・・・。
「山本化学工業」バイオラバーCM
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