オリンピックは巨大なイベントです。
「スポーツの祭典」であると同時に、企業の競争の場でもあります。
「スピード(SPEEDO)」の競泳水着のドタバタ騒動を眺めていてわかると思います。
企業は、オリンピックのスポンサーになるべく、必死の競争を繰り広げます。
オメガ(OMEGA)は、時計大国スイスを代表する時計メーカーです。
1932年の第10回オリンピックロサンゼルス大会以降のオリンピックの公式タイマーとして採用されています。
1964年の東京オリンピック 、1992年のバルセロナオリンピックは、日本のセイコー(SEIKO)が採用されました。
1996年アトランタオリンピック、2000年シドニーオリンピックと2004年アテネオリンピックは、スイスの時計メーカー、スウォッチ (swatch) が公式タイマーに採用されました。
陸上競技では100分の1秒までが、公式タイムとして採用されます。
同タイムの場合は、判定員によるカメラ判定となります。
同タイムで着順が付くのです。
競馬と同じですね。
それでは選手の身体のどこの部分が、ゴールに到達すればフィニッシュとなるのでしょうか?
それは、選手のトルソー(胸全体)とされています。
つまりのトルソー(胸全体)の一部がゴール・ラインにかかった瞬間が、「フィニッシュ」です。
そのため選手は、ゴールになだれこむ瞬間、首から身体を前方に投げ出すか、あるいは身体のをひねってフィニッシュを切るようになりました。
1996年アトランタオリンピック女子100メートル決勝は、米国のゲイル・ディバース選手とジャマイカのマリーン・オッティ選手が10.94秒で同着1位。
決着はカメラ判定に持ち越されました。
高速カメラが撮影した複数の画像から、ディバース選手が5000分の1秒差で先に「フイニッシュ」を切ったという判定でした。
そして、金メダルは、ディバース選手の手に・・・。
このとき、両選手とも首からフィニッシュを切っています。
「首」は当然、胸の上についています。
では、どこからが「胸」なのでしょうか?
あるいは、トルソー(胸全体)なのでしょうか?
判然としません・・・。
5000分の1秒差で「首」の付け根、あるいは「腕」の付け根、と「胸」をどうやって区別するのか、という根本的な疑問が残ります・・・。
解説者が言っていました、「採点競技と同じように、結局、最後は審判が判定を下す。」のです・・・何しろ、スポーツですから。
ちなみに、日本期待の「競泳競技」ですが、1972年の旧西ドイツのミュンヘンオリンピックから1980年日本がボイコットをしたモスクワオリンピックまでは、公式タイムは1000分の1秒までが採用されていました。
どの大会かは、失念しましたが(ミュンヘンオリンピック?)1000分の数秒差で決着がついたレースがありました。
しかし、「水」の中でもあり、それではあまりに酷だということで1984年のロサンゼルス大会より公式タイムは100分の1秒ということに。
着順無しの、同着に改正されました。
そして、早くも同大会で、同タイムで同着1位の選手2人というレースがありました。
オリンピックと計測タイムにまつわる「豆知識」でした。
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